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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2012年10月28日]

理科実験教室を実施しました

理科実験教室を実施しました
〜君は火を起こせるか? 弓切り式火おこし器に挑戦!〜

 当日は、弓切り式火おこし器の組み立てからということで案内しておりましたが、時間の都合で、火おこしの活動のみになってしまいました。しかし、どの教室においても、どの生徒も火を起こそうと一生懸命で、汗をいっぱいかきながら火おこし器を動かしていました。残念ながら、今回の理科実験教室では火を起こすということはできなかったのですが、弓切り式火おこし器を差し込んであった下の木材の穴の中は黒く焦げ、煙が出るというところまではいくことができました。ただ、火おこしが初めての経験であるという生徒は、それだけでも十分に感動していたように思います。特に、藤田教室や、和気教室では煙が教室の中にもうもうと充満するという状態にまでなりました。もう少し頑張ればモグサに着火できるかなとは思ったのですが・・・。煙が出るようになるまでにも少し時間がかかる上に、そのころから摩擦が大きくなるようで、火おこし器を動かすのが一段と大変になります。結局着火までこぎ着ける前に回している人間が疲れ切ってしまうという状態でした。各教室をまわった講師陣も腕がぱんぱんになり、筋肉痛で次の日の授業が大変という状況になってしまいました。

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 しかし、何でも実際にやってみることが本当に大事なんだなということを感じたのは、実際に活動していく中で、生徒や保護者の中から一番下の重りの重さがもう少し必要ではないのかとか、今回はその部分が四角の形をしていたので風が起こって温度がなかなか上がらないのではというような意見が飛び出していたということです。これは実際にやってみないと分からないことです。これは次に機会があれば活かしたいと思いますが、ただ理屈を知っているだけではなく、本当に経験してみる中で分かること、発見することが出てくるのだということがよくわかります。

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さて、さらに生徒のみなさんに話しておきたいことは、あることを成し遂げようと思うと本当に苦労が必要なのだということです。ただ単に火を起こすということだけでも、こんなに大変なんです。つまり、それは勉強でも同じです。苦労を乗り越えることなく高い目標を達成できるということはありません。今回の経験を、勉強面でも活かして欲しいと思います。またその一方で、確かに今ではマッチやライターがあれば簡単に火は付けられます。でも、このことは次のようにも考えられます。今の便利な生活は、先人が勉学そして研究に励み、多くの発明をしてきたからです。その恩恵をうけて、自分たちは今日の便利な生活ができているのです。先人の努力に感謝し、先人に続きさらに便利な世の中を創っていくのはみなさんです。そのためには、今しっかりと勉強して、社会の中や自然の中にある、多くの仕組みや事実を知っていくことが大事なのです。