[2012年11月16日]
この世に「雑用」という用はありません。私たちが用を雑にした時に、雑用が生まれます。
(渡辺 和子)
◇人生に無駄なことなど一つもありません。無駄にしてしまうのは、自分自身なのです。そう思って生きてきたつもりですから、どんなに辛いことに遭遇しても、自分にとってプラスになるような意味を見つけて耐えてきました。
◇上の名言もまさにそういうことです。私たちに必要なことを用というのですが、その用を粗末にしてしまうから、雑用になってしまうのです。やってもやらなくてもよい用=雑用になってしまうのです。
◇ちょっと考えてみれば、そういう用を雑用にしてしまうということは、人間を大切にしていないということです。なぜならば、人間に必要な用だったのものを粗末に扱うのですから。
◇小さなことに私たちは、目を向けてみましょう。ひとつ一つのことに気持ちを込めてみましょう。人生には、無駄なことも無意味なことも一つとしてないのです。それを無駄にしたり無意味にしたりするのは、この自分自身なのですから。