[2012年12月11日]
どうして俺は今までこの高い空を見なかったんだろう?
今やっとこれに気がついたのは、じつになんという幸福だろう。(トルストイ)
◇下ばっかり見ながら、道端を歩いていく人もいれば、堂々と胸を張って、青空を見ながら歩いていく人もいます。自分がどんな風景を見ながら歩いていくのかを決めることは生きていく上で非常に重要なことです。
◇他人と目を合わせないで、生きている人は、他人から見られたくない人です。そんな人の歩いていく道は、人のいない風景が広がっている寂しい道です。そういう人は、寂しいことを選んでいるのでしょうが、もし、それが本当の自分の気持ちではないとすれば(自分なんて人から必要とされていないつまらない人間なんだと決めつけていたり、自分なんてどうせ他人に嫌われるのだと思っていたりということであれば)、勇気をもって、前を向いて、人と目を合わせて生きていくと決めることです。そうすれば、上の名言の言う「高い空」がきっと見えてくるはずです。
◇自分が自分の生き方を決めるのです。自分がどういう道を歩むのかを決めることです。高い空も青い空も自分の上にいつでもあります。それを見ようとすることです。その勇気を持つことです。