[2012年12月18日]
絶対！人それぞれに、自分の神は自分自身だ！(オウィディウス)
◇私たちは、誰と約束していくのでしょうか。神とは人間との約束を果たす存在です。
いつかは人間との約束を果たしてくれる神だからこそ、私たちは、神を信じます。しかし、一体私たちは誰と約束をしているのでしょうか。神とは、どんな奴なのでしょうか。
◇たとえば、同じ宗教を信じている人の間でも、その宗教の教義をどう解釈するかは違っていますし、その教義に則った行動も違っています。それは、私たちが、神という名の自分を持っているからです。上の名言で言えば、名前は同じで、中身が違う神を信じているからです。人それぞれの神を持っているからです。
◇私たちは、幼い時は他人と約束し、成長してくるにつれて、自分自身と約束し、さらに成長を重ねると、自分と社会と約束していくようになります。
神とはそういう意味で、自分と社会かもしれません。誰と一体約束しているのでしょうか。その誰が大きくなっていくことが重要なことです。