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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2012年12月23日]

「キャッチボール」

「キャッチボール」


子どもの頃、友達とキャッチボールをしても、取りやすい所に球はやってきません。
もちろん、私の球も相手にうまく届きません。気分はプロ野球選手。
でも。

A:「もっと上手に投げろよ!」

と言っても相手も一生懸命。気持ちは期待にこたえたくても技術が伴いません。

A:「もう、(自分が)取れるような球を投げなければ取らないぞ!」

B:「俺だって、取れるところに球を投げなければ取らないぞ!」

A:「もういいよ!」

B:「もうやめよ!」

ゲームはそこで終わり。

ゲームを成立させたければ、楽しいラリーを続けたいのなら取りにくい球も受けとらなければなりません。


コミュニケーションもキャッチボールと同じ。
相手の投げる言葉に注文をつけても、大きな変化は期待できません。
出来ることは一生懸命、相手の放つメッセージを受け取ることだけ。

「自分にわかるように話せ!」だけでは、いつまで経ってもコミュニケーションは成り立ちませんから。

相手の話、しっかり受け止めていますか?