[2012年12月27日]
○受験生の皆さんへ
一丈の堀を越えんと思う者は、一丈五尺を越えんと励むべきなり。
受験生の皆さんに、上の言葉を紹介したい。この言葉は、浄土宗を開いた法然上人のものだ。その意味するところは、読んだ人は簡単に想像できるのではないかと思う。1丈(3m)の堀を跳び越えようとする人は、1丈を跳べるようになればいいのではない。当然踏みきりや着地の場所も考えたら、余裕をもって1丈5尺(4.5m)を跳べるようになっておかなければいけない。このことを今の自分たちに置きかえると、次のような教訓になるのではないだろうか。これくらいやっておけば大丈夫だろうと自分で限度を決め、甘い気持ちで構えていては足元をすくわれることになるかもしれない。もしかすると受験日当日に自分の調子がいまいちだったり、体調が悪かったりするかもしれない。運悪く出題内容が自分の苦手な分野が多い可能性もある。そのようなときも、動じることのないようにするために、プラスαのあと5尺の努力が必要ではないのか。最後の最後まで決して気を抜くことなく、受験に向かっていこう。
←クリック!
←クリック!
○塾生の皆さんへ
昨年を振り返ると、いろいろなことがあっただろう。何かを始めた人、頑張ってステップアップしている人、ちょっとさぼってしまった人、それぞれだと思う。
でも、考えてみよう。私たちは生まれたときはみんな同じようにしゃべることも、歩くこともできない。けれど、5年経ち、10年経ちと時間が過ぎるにしたがって、明らかに違ってくる。それは努力の差なのだ。
新しい年が明け、新たな目標を立てるちょうどよい機会になった。「自分はやればできるんだ」と逃げている人も、「やったって、どうせ」とあきらめている人も自分の将来の夢に向かって、気持ちも新たに頑張ってみてはどうだろう。どのように、どれくらいがんばるかによって、私たちは違う結果を、違う感動を手にすることができるのだ。
←クリック!
←クリック!
道
道はじぶんでつくる 道は自分でひらく
人のつくったものはじぶんのみちにはならない
みつを