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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2013年1月6日]

「一時表現、永久表現」

「一時表現、永久表現」


よく耳にする言葉に、

「いつも失敗ばかりしているね」
(成功することはまずない)
「いつも元気がないね」
(元気なことはめったにない)

結構きついですね。括弧の中のメッセージが伝わるからです。


これを

「今回は失敗してしまったね」
(いつもは成功しているか、少なくても大きな失敗はない)
「今日は元気がないね」
(いつもは元気がいいか、たまたま今日は元気がない)
のように表現を変えると、モチベーションを保つことが出来そうです。

ネガティブな事柄には、「たまたま」とか「今回は」という言葉を添えて一時的な表現にすると、だいぶネガティブな感情が軽減されますね。


それでは、ほめる時、感謝を伝える場面で一時的な表現をしたらどうでしょうか。

「今回は君のおかげで助かったよ」
(いつもは助けられることがないか、今回特に助かった)
「今日は元気だね」
(いつもは元気がないか、今日は特に元気がいい)

括弧の中の前者のメッセージが伝わると、あまりいい気持ちはしません。

そこで、

「今回も君のおかげで助かったよ」
(いつも助けられているし、今回も特に助けられた)
「今日も一段と元気だね」
(普段も元気だけれど、今日は特に元気だ)

全面的に褒められている、感謝されていると感じることが出来ますね。

ネガティブなことは一言添えて一時表現で、ポジティブなことは一言添えて永久表現で伝えると断然相手のモチベーションは変わります。

一言で印象は全く違ってきますね。