[2013年1月19日]
「知らないふり」
最近はインターネットの普及で様々な情報をチェックできることは便利なことですが、生半可知っているという過信でチャンスを逃すことがあるのではないでしょうか。
電話で問い合わせをするAさんと応対するBさんの会話です。
A:「ホームページで見たのですが、ここに乗っている。○○は在庫ありますか?」
B:「確認致します。少々お待ち下さい。・・・。申し訳ありません。
現在在庫が切れていて現在お申込みいただくと1週間ぐらいかかります」
A:「在庫切れなんですね。それなら結構です」
B:「申し訳ありません」
AさんにとってもBさんにとっても残念な結果でした。
あなたがAさんなら、以下のような問い合わせをしたらどうでしょう。
A:「(ホームページで事前に調査していることには触れずに)おたくには、デザインがよくて、しかもコンパクトで安い商品はどんなものがありますか?」
B:「お問い合わせありがとうございます。それでしたら、○○という商品と△△という商品があります」
A:「それぞれの特徴を教えてもらえますか?」
B:「ありがとうございます。○○は・・・△△は〜」
Aさん、Bさんにも幸せが訪れそうです。
あなたがBさんなら、以下のような対応をしたらどうでしょう。
A:「ホームページで見たのですが、ここに載っている。○○の在庫はありますか?」
B:「確認致します。少々お待ち下さい。・・・。申し訳ありません。
現在、在庫が切れていて現在お申込みいただくと1週間ぐらいかかります。ところでお客様は今回○○のどんな点に関心をもっていただきましたか?」
A:「かわいいデザインで、コンパクトで、値段も安いので惹かれました」
B:「ありがとうございます。もし、お急ぎでしたら、△△という商品があります。お客様のご希望に添えると思うのですが・・・」
A:「△△は、どんなものなのですか?」
最初に考えていた○○よりAさんにとって最適な商品に出会えるかもしれません。
知ったかぶりを棚上げし、知らないふりをする。
これがコミュニケーションで素敵な情報を得るポイントです。