[2013年2月17日]
岡山の中学・高校受験の塾
☆入学試験で不合格だったとき!☆
◇受験シーズン真っ盛りの今日この頃、中学入試はひと段落して、第1志望校に合格した子どももそうでない子どもも、そして全部落ちて公立中学校に行く子どもも、まずは人生最初の関門をクリアしました。
つまり、合格不合格に関係なく、中学入試を終えて新しい世界に入っていくことが出来る段階を迎えたということです。
◇そして、不合格のケアの話です。受験校に落ちて、喜んでいる人間はまずいないものですが(表面上は強がっている場合がありますが)、そうだからといって、その痛手が何にもまして大きいかどうかは誰にも分からないところです。
不合格は、ショックには違いありませんが、どのくらいショックなのかは他人には分からないものですし、案外、本人自身もわかっていないかもしれません。
◇ですから、こういう時に不合格のケアをするのは難しいのですが、前提として親が子ども以上にショックを見せてはいけないということです。また、不合格について、いつまでもこだわってはいけないということです。
次の子どもの勇姿を想像して、新しい世界の夢を語ることが大切なことです。そのために、何よりも子どもの悔しさを共有することが重要なことです。
また、自分の失敗の体験を子どもに話してあげることです。「お母さんだって、こんなことがあって悲しかったのよ。今のAちゃんと同じように。
だから、Aちゃんも悲しいのを隠さなくていいのよ」といった話をしてあげてください。
お母さん:残念だったわね。
Aさん:・・・。
お母さん:Aちゃん、元気出しなさいよ。
Aさん:・・・。
お母さん:悔しいこと、悲しいことは、これから一杯あるわ。だから、今のこの悔しさや悲しさを覚えておくのよ。
Aさん:・・・。
こんな会話をして、一緒に泣いて時間を過ごせばよいのです。後は、もう不合格には触れないことです。新しい中学校生活を楽しみにしてそのことを語り合えばよいのです。
◇躓くことは悪いことではありません。親が失敗にこだわっていつまでも引きずっていることが、子どもにとって辛いことなのです。ぜひ、親御さんから気分転換をしてほしいものです。そして、次のステージの夢をお子さんと一緒に語り合ってください。
『悔しさや悲しさを共有して、次のステップに進もう!』
(マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 中土井鉄信氏 作)