[2013年2月18日]
岡山の中学・高校受験の塾
太陽は宇宙の中心であって不動であり、太陽の運動と見えるものはすべて実は地球の運動である。(コペルニクス)
◇コペルニクスが、この名言を表明した時の状況を想像してみてください。
彼のことを彼の周りの人間は、多分、狂人だと思ったはずです。私たちは、見えることしか信じないから、その当時の人も、地球の上を太陽が動いていると思っていますし、そう信じて疑いません。現に、現在でもそう見えます。
こんな状況の中で、万人が信じている常識に真っ向から異議を申し立てるコペルニクスの信念を勇気を、私たちは、物凄いと思うでしょう。
◇私たちにこんな勇気があるかどうか。確固とした信念を持てるかどうか。
しかし、生きているということは、そういう勇気や信念を持つかどうかなのです。いや、既にそういう勇気や信念を私たちは私たちで持っているのです。
無意識のうちに、並外れた勇気や信念をもって、厚顔無恥に生きているかもしれないのです。まさに、コペルニクスが、勇気や信念を持って、異議を申し立てしたのは、そういう無自覚な常識に対してです。
◇私たちは、自分の常識を疑い続けましょう。見えていることだけが、真実ではないと疑いましょう。信じていることが、実は間違っているかもしれないと疑いましょう。私たちの人生を豊かにしてくれるのは、無自覚から自覚に変わる時です。
(マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 中土井鉄信氏 作)