[2013年3月7日]
岡山の中学・高校受験の塾
入試前日と当日のアドバイス
一般入試を受験する中学3年生の皆さんへのアドバイスです。もしよければ参考にしてください。
●前日の晩
一晩の勉強ぐらいで試験の結果は変わりません。睡眠時間を削ってやり過ぎるのは禁物。睡眠不足は本番に悪影響を及ぼします。だからといって何も勉強しないのもよくありません。集中力やカンを鈍らせては元も子もないからです。
一番よいのは数学や理科の計算練習、漢字の書き取り、英語のつづり、社会・理科の一問一答などを短時間軽くやって、頭の回転を高めておくことです。だらだらやってはいけません。テンポよくスピードを意識してやること。軽い疲労は緊張を解くことにもつながります。夕食をしっかりとって、風呂に入ってリラックスして寝ましょう。寝る前は明日の準備物を用意。必要なものを全て確認してください。
・受 験 票:受験生にとって一番大事なもの。何度も確認しましょう。
・サ イ フ:万一のことを考えてタクシー代など多めに持っておくとよいでしょう。
・生徒手帳:念のため携帯しておきましょう。でもプリクラなど貼らないように。
・筆記用具:シャーペン1本だと、試験途中に調子悪くなったらおしまいです。鉛筆・コンパス・三角定規も忘れずに。消しゴムは念のために2個もっておくとよいでしょう。(落としても、監督の先生が拾ってくれますが。)
・メモなど:注意事項その他、何かを記録する必要があるかも知れません。念のため。
・腕 時 計:計算機つき機能のものは不可。学校によっては禁止のところもあります。
・持っていってはいけないもの:携帯電話は試験中に鳴ったりしたら最悪です。
確認できたら余裕をもって早めに寝ましょう。
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●当日の朝
早めに起きるのが基本です。朝食を抜く人がいるようですが、それは絶対に良くありません。ボ〜ッとしている脳にエネルギーを与えずに試験に臨んで、いい結果が出るはずはありません。朝食は必ずとりましょう。脳細胞は糖分で活動します。温かいココアなんかは体にもいいでしょう。
制服を着たら鏡の前でチェック。髪などもきちんと調え、清潔でさわやかなイメージで。それから、家を出る前に必ずトイレを済ませておくこと。
●当日にカバンに入れる物
・弁 当:「消化の良いものを」というけれど、別に特別なものを用意する必要はありません。食べなれているものが一番です。
・飲み物:ほっとする温かいお茶がいいですね。
用意が済んだら出発しましょう。特に車を使う人はラッシュにぶつかるかもしれませんから、少し早いかなというくらいの余裕をもって家を出るようにしましょう。
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●高校に向かう途中
受験校には高校見学・説明会などで何度か行っているはずです。でも高校に向かいながら緊張が次第に増す場合もあるかも知れません。リラックス、リラックス。自分がやってきたことを信じてください。「練習は本番、本番は練習のつもりで。」です。とにかく事故など起こさず、無事に高校に到着するのが大切です。
●高校に着いてから
校門には高校の先生が出ていらっしゃいます。まずは元気よく「おはようございます」とあいさつしましょう。受験とか関係なしに基本ですね。
体育館などに集合して、点呼の後、高校の先生の指示で受験会場の教室に向かいます。教室に入ってからはコートなどは脱ぎましょう。
教室ではバッグから受験票、筆記用具を出します。鉛筆(シャーペン)・消しゴム・定規以外は禁止していることが多いので、余計なものを机上に出さないように注意します。
ちょうど今頃は寒い時期です。さらに緊張しているからトイレが近くなるものです。早めにトイレを利用しましょう。気分転換にもなります。無駄な緊張を解くために、頭のウォーミングアップを兼ねて簡単な問題をテンポよくやってみるのもいいでしょう。
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●試験が始まってから
落ち着いて、まずは名前と受験番号を書こう。どの教科も、最初に試験の終了時刻と大問の数をチェックしてペース配分を考えるのが大切です。
すぐあがって頭が真っ白になってしまうという人。普段以上の力を無理に出そうとするから緊張するのです。たとえ入試であっても普段どおりのことをやるだけです。目の前の問題に自分の力を出し切ることだけを考えてください。
国語:まずは放送問題から始まります。最初にざっと問題に目を通しておきましょう。作文など時間のかかるものは最後にやったほうが無難です。
社会:図や表にヒントが隠されていることが多い。落ち着いてチェックです!
数学:できない問題や面倒な問題は後回し。今すぐ確実にできる問題から解きましょう。問題を解く前に、大体の答えの目安をつけておくことです。答えの単位なども細かくチェック!
理科:社会と同様、グラフや表にヒントが隠されていることが多いので、よくチェックです。それから単位にも気をつけましょう。
英語:最初にざっとリスニング問題に目を通しておきましょう。つづりはこまめにチェック。過去形・進行形・現在完了形や、三人称単数・名詞の複数形などに注意。
いつも受験生に言うのですが、つまらないミスを減らすことが合格への最短コースです。そして最後まであきらめないことです。空欄は作らないこと。ひと通りできたら時間が許す限り見直しをしましょう。
くれぐれもカンニングに間違えられるような、まぎらわしい行為をしてはダメですよ。すべてが台無しになります。
また、1教科終わって「あれができた、これができた」なんて自慢げに話している人がいますよね。「お前はこれできたか」なんて聞いてきたりして。でも終わったらそんなことは考えない。結果は変わらないんだから。逆に「もう終わった話、次へ行こう」と言って、相手にせず他の教科に気を向けるか、トイレに行って気分転換をした方がましです。
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●一般入試の面接のコツ
「面接心得」
?簡潔明瞭に答える。
?相手の視線を受け止める。
?積極的な印象を与える
?入学してから何をしたいのかをアピールする
?知ったかぶりはしない
?一生懸命な姿勢を見せる。
基本的に面接官は、応募者の答えを受けて、さらに深く突っ込んだ質問をしようと待ち構えているものです。だからといって、面接官の先回りをし過ぎて、質問に合わない答えをしてはマイナスイメージにつながります。知ったかぶりはやめ答えられる範囲で心を込めて答えましょう。
相手の目を見て話すのが苦手な人はあごの線や首元を見るようにしましょう。また、消極的で暗い感じのするタイプは面接官が最も敬遠します。この学校で精一杯頑張るんだという素直な気持ちや情熱を面接官に見てもらいましょう。
最後になりましたが、何よりも自分の力を信じることが大切です。会場の雰囲気にのまれることなく自信をもって臨めば、おのずと道は開かれます。皆さんの健闘を祈ります。