[2013年3月14日]
岡山の中学・高校受験の塾
たとえいかに必要な改革でも、弱い心によってなされるならば過激に失し、それじたいまた改革を必要とするだろう。(コールリッジ)
◇人間の心は弱いものです。人間の歴史を振り返ってみれば、革命や改革が、当初の志を貫き通した例はありません。必ず、どこかで初心がへし曲げられて、思ってもみない結末を迎えてしまうのです。上の名言は、まさに人間の歴史を言い当てています。
◇たとえば、フランス革命しかり、ロシア革命しかり、毛沢東の文化大革命しかりで、ニーチェの言を借りれば、革命の底流に「ルサンチマン(=恨み・怨念)」があれば、必ずどこかでそれらが噴出して、悲惨なことになるのです。
上の名言で言えば、弱い心だからこそ、過激になりすぎて、収拾がつかなくなってしまうのです。
◇私たちの正義は、誰かにしっぺ返しをするために行うわけではありません。
それをしっかり吟味することです。弱い心から正義をかざしてはいけません。
それ自体が、正義から外れてしまう可能性を持つからです。正義を振りかざそうとする時に、いつも動機を問いましょう。そうしなければ、正義が正義ではなくなってしまいます。
(マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 中土井鉄信氏 作)