[2013年3月19日]
岡山の中学・高校受験の塾
こうしようとひとすじに思う心こそ、人が誰しも抱える病である。
この病を必ず治そうというこだわりもまた病である。(柳生 宗矩)
◇この場合の病とは、当然、身体的なものではありません。心理的なものです。私たちは、自分の思いや願いに固執しすぎると、どうしても、精神的なバランスが崩れて、おかしくなってしまいます。
これが、ここでいう病です。そして、この固執しすぎる病を自覚して、それを治そうとして、治すことに固執しすぎてしまえば、これもまた病なのです。
◇それでは、どういうスタンスでいれば良いのでしょうか。自分の特性と上手く付き合うようにすることです。こだわりすぎもせず、だからと言って、あきらめが早いわけでもなく、状況に適応するように、自分自身の気持ちを持っていくことです。そうすれば、バランスは崩れません。
◇一つの気持ちに囚われすぎないようにすることです。そのために、第三者として自分を見る機会を意識的に持つことが必要です。他人の目から自分を見たら、どう見えるだろう?そう思って、たまには、自分を振り返るようにすることです。
(マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 中土井鉄信氏 作)