[2013年3月22日]
岡山の中学・高校受験の塾
本来無一物(慧能)
◇人間は、何も持たずに生まれてきました。そして、何も持たずに死んでいきます。
生まれる時も死ぬ時も人間は、何も持ってはいないのです。上の名言の「本来無一物」とは、そういうことです。
◇どんな物にも、どんな思いにも、人間はそれらに執着する必要はありません。本来何も持っていないのですから。しかし、人間は生きている途中で、色々なものを自分に身につけていきます。物も思いも。
そして、それを自分に固有なものだと勘違いしてしまいます。私のものだと。そうやって人間は、どんどん自分を色々なもので縛りつけていってしまうのです。
◇私たちは、本来何かを持って生まれてくるわけではありません。だから、何を得ようと何を失おうとそれほど大きなことではないのです。そう思いながら、自分自身を生きていきましょう。
死ぬ時は、何も持ってはいけないのですから。そう思えば、気が楽になるというものです。
(マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 中土井鉄信氏 作)