[2013年3月31日]
岡山の中学・高校受験の塾
☆ 子育ては「子ども心を育む」こと ☆
皆さんは、子育てを「子どもを変えることだ」とお考えでないでしょうか?
ところで、皆さんは、赤ちゃんが、這い這いから一生懸命、立ち上がろうとしている時に、「自分の力ではたして立ち上がることができるだろうか?」
「もし、立ち上がることができなかったらどうしよう」なんていう不安を聴いたことがあるでしょうか?
勿論、私は聴いたことがありません。
赤ちゃんは「できるだろうか?」「できなかったらどうしようか?」なんて不安を持ちません。
小学校低学年になっても、将来「プロ野球選手になりたい」「Jリーグで活躍したい」と堂々と夢を語ります。
決して、「夢みたいなこと言って馬鹿にされたら恥ずかしい」「なれなかったらどうしよう?」なんて考えていません。
子どもが成長するにつれ、子どもの夢に制限を与えるのは、大人のはたらきかけかも知れません。
「そんな夢みたいなことを言っていないで、現実的に考えなさい」
「ほら。お母さんのいったとおり、できなかったでしょ」
こんな言葉を聞き続けた子どもは、
「そうか。夢を見ちゃいけなんだ」
「どうせ、できるわけないんだ」
という確固とした信念をもつことになるかもしれません。
子どもが一生涯夢を持ち続け、どんな課題に出会っても果敢にチャレンジする生き方を支えるには、私たちが子育てを「子ども心を大切にする」と決めて、「できる。できない。」を棚上げして「素敵な夢ね」と承認し続けることです。
(マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 井上郁夫氏 作)