[2013年4月22日]
岡山の中学・高校受験の塾
どんな職業につこうと、成功に向かう第一歩は、その職業に興味を持つことだ。(ウィリアム・オスラー)
◇新入社員の皆さんに、上の名言を送りたいです。自分の職業に興味を持つとはどういうことかというと、この職業の本質は何かと探ることです。自分のいるフィールドは、どういう原理で成り立っているのかと関心を持つことです。
◇私は、大学を卒業する時に、定時制の高校に教師として就職が決まっていましたが、教員免許の必修単位を落としたために、その職をボーに振って、大学に聴講生として残りました。卒業はしたから、お金を稼がなければならないので学習塾でアルバイトをしました。
長年の夢である学校の教師の職を得たと思ったら、地獄に叩きつけられてしまったわけですが、学習塾のアルバイトをするうちに、面白くなって、学習塾の仕事の本質は何なのかなと考え始めました。
哲学をやっていたから、根本原理を知りたかったのです。なんで学校で勉強しているのに、こんなに塾が一杯あるんだ!と疑問に思って、あれやこれや考え続けました。そして、10年ぐらいたった時に、これだな!と思いました。
丁度32歳だったように思います。試行錯誤をくり返し、何が成功し、何が失敗したのかをいつも覚えて、仮説を作りながら仕事をしていたように思います。楽しかったです。
◇新入社員の皆さん。自分の仕事に精一杯取り組みましょう。試行錯誤をしながら理由や根拠を問いましょう。成功も失敗も自分の財産だと思いましょう。そうすれば、本質が見えてくるはずです。そうなるまで、仕事をあきらめないことです。峠を過ぎれば、違う風景が待っているのですから。
(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 中土井鉄信氏 作)