[2013年4月26日]
岡山の中学・高校受験の塾
互いに自由を妨げない範囲において、我が自由を拡張すること、これ自由の法則である。(カント)
◇最近の私たちは、自由をはき違えていることが多いです。社会的な領域で自分の好きなように行動をしていますが、それは、自分の勝手な振る舞いを社会的な領域で行っているだけで、自由の行使ではありません。
自由とは、自分の私的領域か、自分と他人の私的領域で行うものか、心の中で行われる選択の自由を言うのであって、社会的な領域で行われる自分勝手な行為ではありません。
◇たとえば、電車や通路で地べたに座っている人たちの行為は、明らかに迷惑だし、電車の中で化粧している若い女性の行為も、私的空間を社会的な空間に持ち込むもので、これまたお門違いです。
社会的領域でのルールを無視した勝手な振る舞いは、自由な振る舞いではないのです。他人も私も認め合う自由な行為を私たちは、考えることです。自由の行使は、そんなに簡単にできるものではないのです。
(マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 中土井鉄信氏 作)