[2013年5月2日]
岡山の中学・高校受験の塾
人生はつくるものだ、必然の姿などというものはない。(坂口 安吾)
◇私たちの人生は、偶然の出来事の連続です。たまたま道を歩いていたら、友人に出くわしたとか、たまたま自転車にぶつかったとか、たまたまポスターが目に留まって、眺めていたら、そのポスターの絵に感動したとか、たまたまが、連続して人生は形成されているようなものです。
◇しかし、そのたまたまをそのままにしてしまうかどうかは、自分次第なのだです。このたまたまを必然に変える努力をするのが、私たち人間の生き様です。
たまたま起こった地震が、自分のそれまでの人生を変えてしまったとしても、その変えてしまった人生を真正面から受け止めて、歩み直していくことで、たまたま起こった地震という出来事が、自分にとっての必然になっていくのです。
◇そういう意味で、人生は自分で作っていくものなのです。必然として与えられることは何一つないのです。偶然の産物を必然に変えるかどうかを自分で選択し、そして選択したらそれを必然とするように生きていくだけです。自分の人生は、そういう意味で自分で作っていくものなのです。
(マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 中土井鉄信氏 作)