[2013年6月8日]
岡山の中学・高校受験の塾
ある人間をにくむとすると、そのときわたしたちは、自分自身のなかに巣くっている何かを、その人間の像のなかでにくんでいるわけだ。
自分自身のなかにないものなんか、わたしたちを興奮させはしないもの。(ヘルマン・ヘッセ)
◇人間は、自分の欠点を他人に投射して、他人を非難する癖があります。自分の中にある悪しきものと直接向き合うことをしないで、他人に自分の中にある悪しきものを見出して、それを非難しようとするのです。
◇それはどうしてなのでしょうか。一つは、自分自身を無意識のうちに守ろうとするからです。もう一つは、上の名言も言うように、自分自身の中にあるものを他人の中に発見して、興奮するからです。
◇私たちが他人を批判しようとする時、このことを思いだしましょう。
もしかしたら自分は、自分の醜さを他人に見出して他人を批判しているのではないでしょうか。そう振り返るようにしてみましょう。そうすれば、つまらない言い争いは随分と減るはずです。
(マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 中土井鉄信氏 作)