[2013年6月18日]
岡山の中学・高校受験の塾
喜びのない労働は卑しい。悲しみのない労働も卑しい。
また、労働をともなわない悲しみや喜びも卑しい。(ジョン・ラスキン)
◇労働が義務以上でもなく、ましてや義務以下でもなく、ただの義務だとすれば、こんなに悲しいことはありません。やらなくてはならないことをただやるだけで、そのやることに何ら意味を見いだせず、そうかといって、やらなくてもいいようなものでもなく、強制的にやらされるだけのものだったとしたら、私たちの生活は非常に味気ありません。
◇上の名言も言うように、やることで感情が生まれるような、そんなことを私たちは日々行っているから、豊かになれるのです。やるのも自由でやらないのも自由というのでは、実は、感動はそれほどありません。ちょっと無理してやるからこそ、達成した時には、感動するのですし、それが失敗に終われば、無理してやって損したなと落胆するのです。
◇だから私たちは、義務としてやることが、自分の使命としてやれるように意味付けし直すことです。そうすれば、私たちのやることに楽しさも悲しさも豊かさも感じられるはずです。義務を義務のまま終わらせないように、自分の中で意味を見出していくことです。
(マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 中土井鉄信氏 作)