[2013年7月7日]
岡山の中学・高校受験の塾
より困難なものを、より美しきものと見ること、これが人類の通弊である。(デカルト)
◇上の名言には、色々な読み方があるかもしれません。
自分が挑戦しようとするものが困難であればあるほど、素晴らしいものに見えてくるとか、自分では理解できないものについて、素晴らしいものだと勘違いして、変なものを崇めてしまうとか、理解不能なものを大切にしてしまうとか、そんな解釈がこの名言には出来るかもしれません。
◇私は、久しぶりにこの名言を見たのですが、今は、より困難なものを困難なまま崇めないで、シンプルにして考えてみることが人間には求められているのだなと思ったのです。「人類の通弊」をやめようと思ったのです。
◇複雑で困難な問題をそのままにしておかないで、その問題を自分サイズに分割して考えてみることは、デカルト的には、非常に重要なことだと思います。
二元論の元祖であるデカルトですけれど、今またデカルト的な思考が必要な時かもしれないと私は思います。
(マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 中土井鉄信氏 作)