[2013年8月4日]
岡山の中学・高校受験の塾
自由には義務という保証人が必要だ。
それがなければ単なるわがままとなる。(ツルゲーネフ)
◇私たち人間の成長は、義務と権利を交互に教えられながらなされます。人間は、徐々に自分で義務と権利を使えるようになって大人になっていくのです。
◇だから、権利ばかり主張して、場の中の義務を怠っている間は、誰も彼を大人だと認めません。自由を謳歌しているだけの人間を大人だとは誰も思わないのです。
◇上の名言が言うように、人間が自由であるためには、義務を果たしているということが前提になっているのです。だから、自由という権利の行使には、義務という不自由な決まり事がセットになってついてきます。
◇そのことを、私たちは学びながら大人になっていかなくてはなりません。この真理を最近の教育では、子どもに直接に教えなくなってしまいました。これは、まずいことです。
◇自分は自分だ!と言えるためには、場の義務を果たしている時です。そのことを脇に置いて自分の権利を主張しても、そんな自分勝手は誰の心にも響きません。自由は不自由とセットになっているから自由に出来るのです。そのことを忘れないようにしたいです。
(マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 中土井鉄信氏 作)