[2013年12月14日]
公立中高一貫校に進んだ保護者の声、受検データ
○岡山県立岡山操山中学校
・先生の面倒見はかなりよいのではないかと思います。以前から高校が進学校であったことよ り、大学進学を意識しながらも、中学校の間には、子供に興味関心を持たせるような工夫が なされているように思われます。
・地元の中学校があまり評判がよくなかったので、受験をしたいと言い出しました。学校を選 んでいた時、授業でディベートを取り入れていること知り、前から興味があったのでそれが 決め手になったようです。中学校にしては、選択授業がとても多いです。苦手を克服する授 業、得意教科を伸ばす授業、どちらでもないが興味がある科目を選択する授業などがあり、 みんなとても積極的に取り組んでいます。
・子どもの持つ力を最大限に引き出そうとする姿勢が、さまざまな取り組みから感じられた。 また、各取り組みに対する先生方の研究・準備の熱心さが如実に表れていた。さらに学習に も部活動にも、落ち着いて取り組める環境にあったことも決め手でした。
・先生からも再三言われていることですが、とにかく、授業が「濃い」です。私立と異なり、 高校の先取りのような学習は一切ありませんが、教わったことを即応用(自分の言葉でまと めるなど)することに、たっぷり取り組んだようです。また、卒業前には「卒論」を提出し ます。自身が興味を持った分野について、調査・研究をしてA4用紙20枚程度にまとめて提出 し、発表します。図表の見せ方や表し方、発表時の工夫などは、大人でも学ぶべき点がある ほど見事なものです。
<適性検査>
(2012年度)適性検査【1】の課題1と3は県立中3校共通。適性検査【1】(45分)は「階段が何 段あっても3回目でゴールするとき、階段の段数、のぼる段数、おりる段数の3つの言葉を使っ て気づいたきまりを書く問題」「土から抜いたばかりのホウレンソウが呼吸ではき出した空気に は、周りの空気より多くの二酸化炭素が含まれていることを調べる方法について、図や言葉を 使って書き、ほうれん草と袋以外で実験に必要なものを答える問題」など算理分野3ページ。適 性検査【2】(45分)は「南野忠晴・著『正しいパンツのたたみ方』の一部(約2500字)を読み、 『人間は( )という人間である』という括弧内に入る表現を答え、そのテーマについてな ぜそういえるのかという理由も入れて自分の考えを200字以内で書く問題」「資料を見て、日本 と世界の国々との貿易について、気づいた特徴を異なる視点から2つ書く問題」など国社分野3 ページ。面接あり。
【2013年度】
・応募者数 550名(男子236名/女子314名)
・受験者数 528名(男子225名/女子303名)
・合格者数 120名
・実質倍率 4.40
○岡山県立岡山大安寺中等教育学校
・勉強は厳しいですが、学校生活は申し分ありません。先生方もとても熱心で、地元の中学校 のこういう風な学校になれば良いのに、と思えるくらい良い学校だと思います。
何ごとにも一生懸命でマジメな子が多いので、やはりそのような子が入りやすいと思います。
進学実績も必ず良くなると確信しています。
<適性検査>
(2012年度)適性検査【1】の課題1と3は県立中3校共通。適性検査【1】(45分)は「正五角形 をころがして太線で囲まれた部分は元の正五角形何個分の面積になるかを答え、なぜそうなる のか説明する問題」「酸性雨とはどんな雨か、『石油や石炭』『より強い酸性』という言葉を使っ て説明する問題」など算理分野3ページ。適性検査【2】(45分)は「南野忠晴・著『正しいパン ツのたたみ方』の一部(約2500字)を読み、働くことの意味について、筆者の2通りの考え方を 一文にまとめて70字以内で書く問題」「アンケートをふまえ、地域活動を活発にするためどのよ うなことが大切だと考えるのか、活発にしたい地域活動を1つ挙げて200字以内で書く問題」な ど国社分野3ページ。面接あり。
【2013年度】
・応募者数 725名(男子348名/女子377名)
・受験者数 705名(男子336名/女子369名)
・合格者数 160名
・実質倍率 4.41
○岡山県立倉敷天城中学校
・自転車通学圏内での公立の中高一貫校だった。高校はもともと学区内であり、地元の市立立 中学校よりも、できれば違う中学校に進学させたいと思い受験させた。高校がスーパーサイ エンスハイスクール(SSH)なので、理科の授業に力を入れている。1年の時から将来の仕事に ついての授業がよくある。運動会や文化祭は、高校と一緒の行事のため別の運動場で行い、 競技会のようだ。
・オープンスクールに行って生徒の礼儀正しさと落ち着いた授業風景を見て、親も本人も通わ せたい・通いたいという気持ちになりました。ほかの中学校にはない独自の授業が取り入れ られていることも魅力です。スーパーサイエンスハイスクールの指定校になっているので、 実験装置も充実していることに、子供は一番の魅力を感じたようです。先生が熱心に指導し てくださるところです。生徒もそれに答えてがんばろうとしている雰囲気がすばらしいです。 高校と一体となって行事が行われるので、とても刺激を受けられます。部活動も活発に行わ れていて、文武両道が浸透しています。
・施設が新しく、気持ちよく学校生活が送れます。図書館の本が非常に多く、読書意欲をかき 立てられます。
また、今年ようやく中高6学年揃って活気あふれる文化祭&体育祭ができました。生徒& 先生が一体となって行事を盛り上げました。
<適性検査>
(2012年度)適性検査【1】の課題1と3は県立中3校共通。適性検査【1】(45分)は「節電対策 メニューについて、空欄の減らせる電力と減らせる割合を答え、どのように考えたかも書く問 題」「円の中心に正方形の折り紙の1つの頂点を固定し25度ずつずらして重ねたとき、下の円が 完全に見えなくなるためには折り紙が何枚必要か答え、このとき1番下と1番上の折り紙の重な る角度を求める問題」など算理分野3ページ。適性検査【2】(45分)は「横山隆一・作『フクち ゃん』の4コママンガを見て、あらすじを150字以内で書く問題」「3つの資料を見て、日本の輸
入品目は1960年と2010年ではどのように変化してきたか、変化のようすとその理由を答える問 題」など国社分野3ページ。面接あり。
【2013年度】
・応募者数 453名
・合格者数 120名
・実質倍率 3.78