[2014年6月4日]
増えるSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校
理系を目指す受験生はチャレンジを、と専門家 （高校受験）
高校教育の段階で、先進的な理系人材を養成しようという取り組みのSSH。受験校の選定にあたって、SSH指定校をどのように意識していけばよいだろうか？ 高校受験の専門家のアドバイスは･･･。
平成26年度にSSH に指定されたのは、以下の９校です。
【開発型】（新規）計４校
茨城県立竜ヶ崎第一／国立東京学芸大学附属国際中等教育学校／富山県立富山中部／私立高槻(大阪)
【実践型】（継続）計5校
千葉県立船橋／私立市川(千葉)／東京都立戸山／福井県立藤島／岡山県立岡山一宮
現在までにSSHに指定されている学校数は全国で200校を超えています。従来、指定される学校は公立の伝統校が多かったのですが、最近では岐阜県の岐阜農林や静岡県の浜松工業など専門学科高校も指定されるようになっています。また、埼玉県の川越女子（県立）、岡山県の清心女子（私立）など、公立・私立の女子高校がいくつも指定されています。 SSHに指定されると、5年間にわたり多額の支援が受けられるため、高校の実験設備などは格段によくなるほか、大学や研究機関・民間企業との連携で先端的な勉強ができます。子どもが将来、科学技術分野に進みたいのであれば、SSHにぜひチャレンジしたいものです。
●岡山県内の高等学校において、平成２６年度の時点でSSHに指定されているのは
県立一宮高等学校（平成２１年度指定、平成２６年度継続決定） 県立倉敷天城高等学校（平成２２年度指定）
私立清心女子高等学校（平成２３年度指定）
私立金光学園高等学校（平成２３年度指定）
県立玉島高等学校（平成２４年度指定）
県立津山高等学校（平成２４年度指定）
私立岡山理科大学付属高等学校（平成２４年度指定）
※ 指定期間は５年間です。かっこ内に記入の年度から５年後に指定は終了します。その規定からは、例えば今年度で倉敷天城高校は指定期間が終了することになります。ただし、一宮高校のように継続が決定する場合もあるでしょうし、今後新たに指定を受ける高校も出てきます。それについては、文部科学省の来年度の指定校の発表次第です。