[2014年8月11日]
今月の言葉
今月の言葉は「臥薪嘗胆」です。
臥薪嘗胆とは、仕返しのため、または目的を達成するために、長い年月の間苦労 にじっと耐えることのたとえ。
春秋時代、越王の勾践に敗れた父である呉王の闔盧の敵を討つため、夫差は毎夜 薪の中に寝ては仇討ちの心をかきたてた。
三年後、ついに会稽山で勾践を降伏させたが、勾践は復讐の念を忘れないため苦い 胆をなめて、苦難の末に夫差を打ち破ったという故事に基づく。
「臥薪」とは、堅くて痛い薪の上に寝ること。
「嘗胆」とは、苦い肝をなめること。
『史記』十八史略
※短期間の辛苦に使うのは誤り。
誤用例 「臥薪嘗胆すること十五時間、ようやく作品が完成した」
<英語では>
・ Perseverance under difficulties.(苦難続きの下での忍耐)
<用例>
「臥薪嘗胆の末、ようやく商売が起動に乗った」
受験生の塾生のみなさんも、「臥薪嘗胆」の気持ちを忘れず努力し、志望校合格 を勝ちとってください。