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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2014年10月13日]

今月の言葉

今月の言葉

 今月の言葉は「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」です。
 
  為せば成る為さねば成らぬ何事もとは、できそうもないことでも、その気になってやり通せばできるということ。どんなことでも強い意志を持ってやれば必ず成就するということで、やる気の大切さを説いたことば。
  江戸時代後期、米沢藩主の上杉鷹山が家臣に「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」という歌を教訓として詠み与えたという話は有名。
  また、それより以前に武田信玄が「為せば成る、為さねば成らぬ。成る業を成らぬと捨つる人の儚さ」という、よく似た歌を詠んでおり、上杉鷹山の言葉はこれを変えていったものといわれる。
「為す」は、動作や行動をするという意味。
 
 <注意> 「為す」は「成す」とも書くので、「成せば成る」は誤りではないが、行動をする(為す)ことで出来る(成る)という意味を表すには、「為せば成る」と書いた方がよい。
 <類義> 蟻の思いも天に届く/石に立つ矢/一念岩をも通す/一念天に通ず/思う念力岩をも通す/志ある者は事ついに成る/成功とは精神の別名なり/精神一到何事か成らざらん/成す者は常に成り、行う者は常に至る/蚤の息さえ天に昇る

 <用例> 「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、人生の目標としたものを簡単に諦めてはいけない」