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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2015年2月28日]

覚えておきたい時事問題(社会科、中学生)

覚えておきたい時事問題(社会科、中学生)
 <2015年2月>

・トヨタ自動車は2.7兆円の営業益を出しそうだと発表した。円安傾向が続き、輸出が大幅に伸びたのが大きな要因と見られる。

・日本サッカー協会は八百長疑惑の渦中にある日本代表監督のアギーレ監督を解任することを発表した。アギーレ氏はメキシコ出身で2014年8月にザッケローニ監督の後を受けて代表監督に就任したが、わずか7か月での解任となった。

・安倍政権が進める農協改革において全中(全国農業協同組合中央会)の権限が大幅に縮小されることが決定した。全中は農協の中心的組織で全国の地域農協に一律指導を行ってきた。しかし、政権側は地域農協が独自のやり方で地域にあった運営を行った方が農業利益が伸び、農業が活性化すると踏んでおり、全中の一律指導が弊害になるとして全中の権限縮小を打ち出した。全中側はこれに反発してきたが押し切られる結果となった。農協の組織改革は60年ぶりだが今後これが本当に農家の所得アップにつながるのか注目される。

・民法が定める『夫婦の別姓は認めない』とする規定と『女性は離婚後半年間は再婚できない』とする規定が違憲が否かが問われた裁判で最高裁は初の憲法判断をすることを決めた。夫婦別姓は原告は男女平等に反し違憲だと主張しているのに対し 第二審高等裁ではどちらかの姓を名乗ることは広く社会に受け入れられており、問題ないとしている。一方、女性の再婚規定は再婚までの期間を置くことで前夫か現夫か父親をはっきりさせる意図だが原告は再婚する機関が遅れ、精神的苦痛を受けたとしているのに対して第一審地方裁は父子関係の争いを防ぐ上で合理的であるとし二審高等裁も合理性を欠いているとはいえないとしているが最高裁の判断が注目される。