[2015年12月1日]
夢の探求
ここでは、将来の夢への参考にと職業について少しずつ紹介していきます。
紹介された職業で興味がわき、自分の将来について考える時間を作る事ができれば幸いです。
今回は将来的にどのような職業が残るのかを書いていきたいと思います。
「コンピューターの技術革新がすさまじい勢いで進む中で、これまで人間にしかできないと思われていた仕事がロボットなどの機械に代わられようとしています。たとえば、『Google Car』に代表されるような無人で走る自動運転車は、これから世界中に行き渡ります。そうなれば、タクシーやトラックの運転手は仕事を失うのです。
これはほんの一例で、機械によって代わられる人間の仕事は非常に多岐にわたります。私は、米国労働省のデータに基づいて、702 の職種が今後どれだけコンピューター技術によって自動化されるかを分析しました。その結果、今後10~20 年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高いという結論に至ったのです。」
知識労働者も危うい
たとえば米アップルのスマホは、人間が「東京の週末の天気は?」と話しかけると、それを認識し、実際の天気予報を画面上に映し出す。
米国では、コールセンター業務を人間に代わって行える音声応答システムも開発されており、これにより従来に比べ60~80%のコストが削減できるようになりつつあるともいう。
金融業界では、人間のトレーダーよりも大量かつ迅速に、コンピューターがプレスリリースや決算資料を分析し、それに基づいた投資判断を下すのが日常の風景となっている。
ウェブ上に顧客が情報を入力するだけで、コンピューターのファイナンシャル・アドバイザーが顧客それぞれにあった資産運用アドバイスを行うサービスもスタートし、人気を博しているそうだ。
これまで、ロボットはルーチン作業(決まっている同一の作業)しかできないとされてきたが、先ほどの例でわかるように非ルーチン作業の方にも今まで蓄積されてきたデータから算出して決定できるまでに発展してきた。
ならどういった職業に就けばいいのだろうか。
ロボットやコンピューターは芸術などのクリエイティブな作業には向いていないため、創造的な仕事はなくならないと言われている。
職業自体は減っていくかもしれませんが新たな職が増えるといわれています。
「かつて洗濯は手作業で行っていましたが、洗濯機の登場でその仕事は奪われました。しかし、それによって余った時間を使って新しい技術や知恵が創造された。こうして人類は発展してきたわけです。現在起きているのも同じことです。
ロボットやコンピューターは芸術などのクリエイティブな作業には向いていません。となれば、人間は機械にできる仕事は機械に任せて、より高次元でクリエイティブなことに集中できるようになるわけです。人間がそうして新しいスキルや知性を磨くようになれば、これまで以上に輝かしい『クリエイティブ・エコノミー』の時代を切り開いていけるのです」
もちろん、そうした高次元でクリエイティブなスキルを身につけられなければ、失業者に転落するリスクが大きいということでもある。来たるべきロボット社会で生き残るのは、なかなか容易ではなさそうだ。
なので、時代の変化を敏感に察知し、その変化に対応する適応力を身につけてください。