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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2016年4月24日]

レジェンドと呼ばれる二人

レジェンドと呼ばれる二人

 日本を代表するプロスポーツ界のレジェンドと呼ばれる二人は、今厳しい立場にいながらもベストを尽くそうと心血を注いでる。メジャーリーグのマイアミ・マーリンズでプレーするイチロー外野手と、イタリア・セリエAのACミランに在籍する本田圭佑選手である。
 野球とサッカー、まったく別々の分野とはいえ、海外のプロリーグに身を置く二人には共通項も多い。
 プロ 25年目の今季、メジャー通算3000本安打達成に大きな期待がかっている。達成すれば史上30人目の快挙であり、日米のメディアも一挙一動を注視している。しかも500盗塁まであと一つに迫ってもいる。
 マーリンズの外野のレギュラー選手は全員20 代。堅守、強打を誇る不動の3外野手を押しのけてポジションを奪うことはなか容易ではない。チーム内4番手の外野手とされ、ベンチを温めていも、し っかりと集中力を研ぎ澄ませ、来るべき瞬間のために準備をしておく。そんな中でもしっかりと結果を出しいるのがイチロー選手たる所以かもしれない。チーム監督からも『ベスト・オブ・ザ・ベスト』と評されているほどである。チームメイト、監督やスタッフからも特別の選手として全幅の信頼と尊敬の念を集めてメジャー リーグの第一線で活躍している42 歳。
 もう一人は、チームの中心的な存在として背番号10 を背負いながら、 指揮官交代により、先発落ちの憂き目にあっている。あと一年の契約が残っているが、プレミアリーグへの移籍もささやかれ始めている。
 出番がなくても、チームが勝利すると笑顔で選手たちと喜びを分かち合う。結果的に出番なしでも、実質90分間のゲーム出場と同じくらいの動きをトレーニングルームで行い、コンディショニングの維持に努 めている。
 どういう状況でも、自暴自棄にならずチームのために自分のベストを尽くそとする。その姿勢こそが他の主力選手から信頼され共感を得られているのであろう。
 日本で「熊本地震」の発生の知らせに対しても、公式サイトで「皆さん、僕にできることは微力で何もありませんが、日本人としてイタリアからただただ気にしています。心配してます。応援してます」などと被災者にメッセージを送った。「こうい時だからこそ、各々に与えられた役割を行動に移すことが求められているんじゃないでしょうか。 」とも訴えた。
 精一杯、必死に戦う本田、そしてイチロー選手の姿は同じ日本人として誇りに思います。これからも我々日本人の心に響き渡るような「戦い」を見せ続けてほしいものです。