[2016年10月4日]
ようやくリオ・オリンピックの狂騒が一段落ついた
運動神経が×の私は決してスポーツファンというわけではないが、決勝終了
間際の逆転優勝の選手たちの姿を見ると、図らずも目頭が熱くなった。諦めない
心と積み重ねた努力のなせる業だろう。
今回のオリンピックは色々な問題が噴出して世間を騒がせた。ロシアの
ドーピング問題やら、やれプールの水が一夜にして緑色になっただの競技以外の
ところでもたっぷり楽しませて頂いた。
そもそもスポーツの試合を英語では「ゲーム」と言い、ゲームとは「勝負事」と
「遊戯」という意味合いをもつ。ゲームにはルールがあり、選手たちはこのルール
という枠の中で全力を出し切って闘う。もし、勝つことのみに拘り、禁じ手を
使ってでも他人を出し抜くことを是とするなら、スポーツはギャンブルになって
しまう。
体操の内村選手が逆転で金メダルをとった試合後の記者会見。
「あなたは審判から好意的に見られていると思うか?」の質問に銀メダルに終わった
ウクライナの選手は「採点はフェアだとみんな分かっている。無駄な質問だ」この
潔い言動に拍手は勿論、オリンピックをオリンピックゲームという所以であろう。
失敗学の畑村洋太郎氏は「日本社会は失敗を恥じるが、失敗に学ばない」という
言葉を思い出した。
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