[2016年12月26日]
勉強について「何のために勉強するのか」とか「勉強して何になるのか」という質問を
されることがあります。
例えば野球が好きな子は全員「将来プロになろう」と思っているわけではありません。
「勉強をして何になるのか」というのは「将来プロを目指さないなら野球をやるのは無駄」
というのと同じです。
野球をする子の目標は「試合に勝つこと」です。そのためにストレッチやランニング、
素振りなどの基本練習を繰り返します。
勉強もそれと同じです。将来「社会」という舞台に立った時のために頭の使い方の練習を
しているのです。
実社会で連立方程式を使うかどうかではなく、式を解くことで思考力や問題の解決方法を
見つけることに意味があるのです。
スポーツだと「練習せずに勝てるワケがない」と分かるのですが、こと勉強になると・・です。
「イチロー選手が一番練習する」と言われます。結局一番うまい人が一番練習しているのです。
勉強は自分の人生の「すそ野」を広げるものです。富士山が日本一高いのは広いすそ野がそれを
支えているからです。自分の「すそ野」をどれだけ広くできるかで大人になった時、どれだけ伸びるかが
決まります。だからこそ「勉強することは大いに意味がある」のです。
この一年大変お世話になりました。来る年も学ぶことで大きな喜びを感じ取ってもらえるように、
スタッフ共々努力を重ねて参ります。来年もどうぞ宜しくお願い致します。