[2017年10月26日]
ちょっと目を離した隙に孫がスマホを使って写真を撮ったり、動画を再生したりして
遊んでいることがある。子供は勿論スマホが作動する原理や技術的な詳細は知らない。
ボタン一つで湯を沸かせるポット。スイッチ一つで室温をコントロールできるエアコン。
仕組みや原理を深く考えなくても望む結果が速やかに得られる。
身の回りには「仕組みは分からないが使えるもの」がどんどん増える。何かを使えること、
何かを理解することの間には果てしない距離がある。理解しようとする辛抱をやめ、効果的に
使うことばかりを求めていると未知の他者に対する想像力や感受性が知らず知らずのうちに
やせ細っていく。効果的操るだけが知性なら、機械が人間を超える日も近いだろう。
痛みを表現する言葉に「ズキズキ」「キリキリ」「シクシク」などがある。想像力を持たなければ
この痛みをすくい取れない。「自分」と「自分以外の人」に架かる橋、それこそが想像力なのかもし
れない。
教室の子供の様子から、そして発する言葉から、その痛みをすくい取れる教室でありたいと
思うと同時に、まだまだ人間の感情的フロンティアを育てていけるのも教室であると思う。
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