[2012年8月1日]
「どうして子供は勉強しなければいけないの？」とよく娘、息子から
言われたものです。その時はいい加減に答えていたような気もするの
ですが、その二人が成人した今、やっと答えられる様な気がしていま
す。その一端を述べてみます。
そもそも勉強とは、子供の成長・発達に欠かせない栄養の一つです。
成長期の子供の人間性や社会性等の精神領域を発達させるためには頭
と心の栄養として勉強は欠かせません。
もう一つは勉強は我慢と忍耐と努力を身につけるための格好の修行
場だということです。勉強はつまらないし、やりたくない・・。勉強
で良い結果を出すためには苦しい思いも体験する。しかし それこそ
が勉強の大事な要素です。
今、我慢の足りない子供が多いと言われています。子供の時から鍛
錬を積み重ねている人は多少の苦しみを乗り越える力は育っています。
さらに色々な知識が身につくと人生が楽しくなるということです。
例えば旅先では、その地の歴史に想いを馳せることもできますし、そ
の国の人々と会話もできるのです。
勿論、学校で学ぶことだけが勉強の全てではありませんが、その土
台となるものは小、中学校からの勉強ではないでしょうか？