[2014年9月29日]
「才能がある」「才能がない」という言い方をよく耳にする。「才能」というと
「ある」「なし」にこだわりたくなる。
「俺、才能あります?」「やっぱり才能ありますか、俺?」などというやりとりを
聞くと、その能力を伸ばすことより才能の確認ばかりに励むようになっている
笑えるシーンに出会うことがある。
しかし、実際に才能を感じさせる人はいる。
先の全米オープン男子準優勝の錦織 圭選手にこんなエピソードがある。
彼は天才だった故に反復練習が嫌いだったが、マイケル・チャンコーチの音を
あげそうになるほどの基礎の反復練習が、彼を強い身体の選手に変え、
細かな技術と実践的な戦略、勝利に必要な自信を植え付けたという。
He is natural.を「彼には才能がある」と意訳することがある。「才能がある」
とは「自然にできちゃう」ということなのだ。確かにスポーツでも勉強でも教えずとも
自然にできちゃう人がいる。というか、できる人は大抵、教えなくともすぐできちゃうのだ。
そう考えると彼らはある意味、不幸である。
物事はできないからこそ頑張ったり、工夫したり、達成感を覚えたりするもので、
最初からできてしまったらつまらない。そればかりか自然にできちゃうことを下手に
努力してやろうと思わなくなってしまう・・。
私は、子供たちには全て才能があると思う。今は「才能がない」のではなく
「才能が眠っている」のだと思う。的を射た指導によって、その才能を引き出すことが
できるかどうか・・責任は重い・・。
“子”別指導の恵伸スクールでは「秋の無料体験学習」を実施します。
期間:10月17日(金)から31日(金)
対象:3歳〜