[2015年8月31日]
夏休み、旅行をされたご家庭も多いと思います。「どうだった?」との問いかけに
子供の多くが鮮明に覚えていることは、名所や景色ではなく「トラブル」が一番の
トピックになっていることが多いのです。
情報化社会が進み、日常で大きな失敗をする機会が減っています。
疑問に思うことがあればネットで検索をします。でも人生には誤算や失敗は必ず
あるもの。柔軟に考え、強い気持ちで乗り越えられるタフさは今の時代に重要です。
そのタフさは失敗やトラブルで磨かれることも多いのです。
旅先で起こったことを嘆く前に状況を把握し、限られた中で最善の策を講じる大切さ、
皆で力を合わせて何とかなったという経験は、子供にとって生きた学びになります。
旅の経験が学問の理解を深める助けになることもあります。「新潟はどうして信号機は
縦型なの?」「雪が上に積もっても縦なら重くならないし、落ちないように工夫して
いるんだよ」と何気ない会話で「新潟は日本一の豪雪地帯」との記憶が刻まれます。
家族旅行で育まれた「絆」や「体験」は子供の「実践で学ぶ旅育」として財産に
なるのではないでしょうか?
Q、 高校入試難しくなっているって本当?
本当です。難問が増えています。
Q、 じゃあ、難問対策をしなくっちゃ・・
その前に基礎力です。
考えてみて下さい。基本問題を確実に解く力がつく前に難問を
解く力がつくでしょうか?
入試は合格ラインを超える点数を取ることです。難問で得点しようが
基本問題で点数を稼ごうが合格点は同じです。
基本問題でも難問でも一点は一点です。