パソコン版を見る

啓新セミナー

[2016年5月27日]

『今』で決まるテスト結果

今日は朝から雨で少し肌寒いですね。暑いかと思えば急に涼しくなり体調管理が難しい日々ですね。我が家では水曜日に子どもの親子遠足があり、お天気が心配だったのですが、少し雨がパラついたものの、何とか予定通り行われ子どもは大喜びでした。私の方はといえば・・・2日経った今日もまだ体が重く感じています(-_-;)。今週末は鳥屋野小学校の運動会ですので、このまま雨が上がると良いですね。

5月も残りわずかとなり、中学生の定期テストが近づいてきています。啓新セミナーでも来週末から定期テスト対策の特別授業が始まります。朝9:00から授業開始、しかも1コマ3時間!!日曜日は2コマ連続で受講すると、6時間の授業となります。長丁場となる対策授業ですが、今回は各中学校のテスト日が同じ週に集中しているため、直前の土日は既に満席です。テストまでの残り3週間、目標達成に向けて子どもたちと一緒に頑張りたいと思います!!


定期テストに向けて4月末から家庭学習の課題(宿題)を英語・数学に加え、理科・社会・国語も課し、さらに毎回の宿題の定着度をはかるため、小テストを実施しています。子どもたちが小テストをしている間に、宿題のチェックをしていますが、宿題で間違えたものと同じような問題を小テストでも間違えているのをよく目にします。宿題をこなすことに精一杯なのでしょう。間違えた問題に対してきちんと向き合っていないことを感じます。小テストでの間違いが宿題でも間違えた問題であることを指摘しても、「えっ!そうだっけ?」と、自分がどんな問題が出来て、出来なかったのかが把握できていないのです。テスト前の「今」出来ないことが何であるかを分かっていない子が、どうしてテストもしくは入試で出来るようになるでしょうか?出来なくて当たり前です。自分自身の「今」を把握できてない生徒の多くは、テスト後の振り返りも曖昧ですし、次のテストに向けての目標設定もいい加減です。


反対に、毎回の定期テストで得点を伸ばしている、もしくは高得点をキープしている生徒は必ず小テスト前に、宿題をした時に理解できなかった問題について質問をしてきます。自分が理解できたことと、そうでないことが整理でき、さらに出来なかったことを出来るようにしようとします。こうした子は当然のことながら、小テストでも得点することが出来ますし、定期テストの結果にもつながってきます。また、このような取り組みが出来る子はテスト後に行う「振り返り」も的確に振り返ることができ、目標設定もきちんとしています。


長年指導していると、次の定期テストで得点を伸ばす子とそうでない子はテストの3週間ほど前の今ぐらいの時期にだいたい見当がつきます。定期テストでも入試でも言えることですが、直前の1週間になって『気合を入れてやる』なんてのは誰もがする当たり前のことです。(この時期でやらないなんてのは論外です)つまり、その時期になると大方の勝負はついているということです。


ここ数日は、わたしの怒声が響く授業となっていますが、「今」が勝負の時期だからなのです!繰り返しになりますが、今出来ないことをそのままにしていては、テストになろうが入試になろうが出来るわけがないのです。一つ一つの課題を大切にしない子に目標達成は出来ません。自分自身で立てた目標に近づけるかどうかは「今」決まります。日々の課題、小テストを大切にしてもらいたいと思います。