[2016年6月17日]
新潟県も梅雨入りしましたね。その割に今日はよく晴れて洗濯日和、何よりです。
今週は各中学校で定期テストが実施されましたが、塾生たちのテスト結果も今日のお天気のように“素敵に”なると良いのですが…(^_^;)。早い学校だと今日あたりから答案の返却が始まります。祈って待つばかりです。
最近、親子3人ではまっている『声ものがたり』というCD。
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図書館で見つけたものなのですが、俳優さんたちによる朗読と、ピアノやギターによる演奏曲が交互に収録されています。「ジャックと豆の木」、「フランダースの犬」「人魚姫」などなど、物語自体は子どもが楽しむようなものばかりですが、聞いてみると、意外と大人も楽しめてしまいます。いつも車で、幼稚園の行き帰りに聞くのですが、俳優さんたちの朗読というのは本当に素晴らしいですね。全ての登場人物を一人の方が朗読されますが、さすが俳優さんだけあって聞き入ってしまいます。
以前は子どもが好きそうな歌が収録されたCDを聞いていたのですが、だんだん私たちが飽きてきてしまいます(-_-;)。何回この曲聞いただろう・・・という感じで。しかし、この朗読CDだと、同じ話を繰り返し聞いてもそれほど飽きません。絵本を読むのと違い、音声だけでその情景を想像するのが、とても面白く感じられます。子どもも面白いうようで、何回か聞いているとセリフを真似して楽しんでいます。名作というのは色々な楽しみ方があるものですね。
昨日、テストが終わった中学生にテストの内容について話していたときに、国語のリスニングが難しかった、と聞きました。何人かの意見文を聞き、その中で間違った敬語表現を答える問題だったようです。
話している内容について聞かれるものばかりだと思っていた生徒は言葉遣いにまで注意をしていなかったため、答えられなかったと言っていました。普段から、言葉遣いを意識していないと難しい問題だと思います。また、中学生でも小学生でも、日常的に人の話を聞く機会は多くあっても一言一言を丁寧に聞いているか?と聞かれると、なかなかできていないのではないでしょうか?「人の話を聞く」は大切だと誰もが知っていても、一語一語を丁寧に聞くためのトレーニングをしている人は少ないのではないかと思います。
学習の最も大切なことは、まず「きちんと聞くことが出来る」ことです。『聞く力』があるかないかが学力に及ぼす影響はとても大きいと思います。だからといって子どもたちに「しっかり話を聞きなさい」と言葉をかけるのではなく、「今日の帰りの会(終学活)で先生が何を話されたか?」と日々、聞いてみると良いかと思います。きちんと話が聞けているのかどうかを確認することが出来るかと思います。そして、日々その質問をすることによって、聞くことに対する意識がでてくると思います。
子どもの頃に話がきちんと聞けるようにすることは大人になった時の大きな財産となります。「きちんと聞ける子」にしたいものですね。