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啓新セミナー

[2016年7月8日]

忘れ物

毎日ムシムシ、ジメジメしていますね。早く梅雨が終わらないかな〜と思う日々ですが、今週に入り蝉の声が聞かれるようになりました。夏はもうすぐそこまできているのですね。今年の我が家は、初めての野菜作りに挑戦しています。パプリカとトマトを植えたのですが、トマトは早々に撃沈・・・(-_-;)。苗を買ってきたものの、数日で枯れ枯れに・・・(゜o゜)。なかなか難しいです。パプリカはと言うと・・・まあまあ上手に育ってくれて今もいくつか実をつけています。ですが!!実がなってから色がつくまでが長い!長すぎる!!いつになったら食べられるんだ〜とヤキモキすること数週間。先日やっと色づき、収穫しました。(まだ1個ですが・・・)実がついてから色づくまでこんなに長くかかるなんて!!色々と勉強になりました。スーパーで目にするたびに1個で100円前後するパプリカを、『高いな〜』なんて思っていたのですが、あのお値段に納得!!です。この夏は、色づくパプリカを楽しみに過ごしたいと思います。


先日、ある保護者の方がお子さんの忘れものを届けてくださいました。教材ではないので、なくてもその日の授業に支障はでないのですが、その日に持ってくるようになっていたもので、どちらかと言うとなくて困るのは私たちの方であるものでした。お届けいただいたときに保護者の方が、『普段なら持ってこないのですが…』と仰られました。この出来事というか、その一言がその保護者の方の姿勢を表していると感じ、私はとても素敵だと感じました。


昨今、子どもたちが忘れ物をしても昔のように叱られることは少ないようですね。また、学校や塾の教材など準備を子どもではなく親御さんがされていること多いようです。ですので、忘れ物したことを保護者の方に告げると、「私がいけないんです。忘れてしまって。」と保護者の方に謝られることも度々です。
私の時代、教科書やノートなど忘れようもんなら、どれだけ先生に怒られたことか。かといって、家の親は全くそうした『準備』はしませんでした。忘れ物をして先生に怒られ、忘れ物をしたことを気付いた親に怒られれダブルパンチなんてことは日常でした。時代は変わったなと思います。


先ほどの保護者の方は、お子さんへではなく私たちの気遣いからお届けいただいたのでしょう。そして、これが教材であったならたぶんお届けにはならなかったと思われます。『自分のことは自分で責任を持つ』というスタンスでお子さんに接しられていらっしゃることを感じました。

『学習』というのは独りでの戦いです。小学生低学年ならまだしもある程度の学年になったら「自分で」準備ぐらいさせることで『独りの戦い』のスタート地点に立つのではないでしょうか。時には忘れて叱られる―そんな経験も大切だと思います。「自分でやらせる」ことと「勝手にやらせる・ほっておく」は違います。自分でやらせて、そして見守る、そのバランスを取っていくことができるようにしたいものですね。

こうして塾講師をしていると、たくさんの素敵なお母さん・お父さんに出会うことができます。自分自身も母として悩むことが多くありますが、そうした方々の姿勢を学ぶチャンスがたくさんあるのでありがたいです。そうした方々の素敵な部分を一つでも吸収して自分も成長していきたいと思いました。



先週から保護者の皆様とお話しさせて頂く『個人面談』を実施しています。子どもたちの塾での様子、学習状況をお話し、保護者の方からはご家庭でのご様子をお聞きしています。色々とお話しする中で子どもたちの塾とは違う一面を知ることができたり、保護者の方のお考えをお聞かせいただくことができたり、お忙しい中にお越しいただいて大変ありがたく思っています。

子どもたちの学力伸長には、塾での過ごし方だけでなく家庭での過ごし方も大きく影響しますし、また、子どもを取り巻く環境も大切です。そのためには保護者の方とタッグを組んで子どもを指導していくことが大切だと思っています。面談での話を今後の指導に活かして、指導していきたいと思います。お忙しい中、また天候の悪い中お越しいただいて誠に恐縮でございますが、今後もどうぞよろしくお願いいたします。