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啓新セミナー

[2016年9月30日]

「つまらない本」との出会い

昨日までのお天気とガラリと変わって今日は暖かく気持ちの良いお天気ですね。またまた台風が来るようで来週は雨降りの日が多いようです。気づけば今日で9月も終わり。少しでもこんな気持ちの良いお天気が続くと良いですね。

さて、今週は上山中のテスト結果が出揃い、期末テストの振り返りをしています。入塾から100点近く得点を伸ばした生徒もいますが、思ったような結果とならなかった生徒もいます。一人ひとりの結果をよく検証し、次のテストに向けて一緒に頑張っていきたいと思います。


中学生は定期テストでしたが、小学生は現在「読書指数診断」を実施しています。

今年は読書をメインとした「国語力」UPのための「ことばの学校」を導入したのですが、その講座の一環として、年に2回、語い力や読書スピードをはかるための『診断』があります。今年度ほとんどの小学生がこの「ことばの学校」を受講していて、子どもたちにとっては初めての「読書指数診断」です。どの子も少し緊張気味な様子の中での実施となりました。結果を楽しみにしているようで、「いつ結果が出るの?}と、終わった直後にどの子も聞いてきます。どんな結果が出るのかな??と私も楽しみに結果を待ちたいと思います。


【読書=高学力】という訳ではありませんが、様々なジャンルのお話を読むことで、語い力やイメージ力、またはコミュニケーション能力を培うことが出来ます。そうしたものが土台となって学習に活かされることも多々あります。

しかし、日常的に読書に親しんでいても学力はイマイチ・・・ということは少なくありません。やはり自分の好きなジャンルやシリーズのものばかりを読んでいては世界が広がらないからなのではないでしょうか。一人の作家さんのものばかりを読むのと、様々なジャンル、作家さんの本を読むのとでは、世界観、登場する言葉の数、言葉の使い方の広がり度は違うと思います。

「うちの子はよく図書館から本を借りてくるし、本も読んでいるから大丈夫」という訳にはいかないのだと思います。子どもの興味の範囲外の世界の本に、どうやって出会わせるか?というのが大事なのではないかと思います。

新講座になって半年。スタートしてから読破した本の数は40冊を超えた子もいます。その中には本人曰く、「絶対自分では読もうと思わない本」もいくつか含まれています。読後の感想は「意外と面白かった」というときもあれば「やっぱりつまらなかった」もあります。でも、「つまらなかった」本に出会うことも良いと思います。これからも受講している子どもたちが様々な世界に触れる機会を少しでも多く作っていきたいと思います。