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啓新セミナー

[2016年10月24日]

公民

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

先日息子の通っている幼稚園の文化祭があり、家内と息子と3人で行ってきました。
教室に飾ってある息子の絵を見て、昨年と比べてすごく上手になったと目を潤ませながら感心しました。
そして他の子の絵と比べて、「うちの子の絵が一番うまい!」などと、親バカぶりを発揮。
誰も口には出しませんが、どの親も同じことを思いますよね。


中3生はどの学校も『公民』を学習しています。
『公民』は政治や経済、憲法、社会生活など自分たちにとって一番身近で一番大切な内容を学ぶ単元なのですが、「公民大嫌い!」という子が多いですね。
今まで地理や歴史が得意だった子でも『公民』になると拒絶反応を起こします。
(今まで地理や歴史が苦手だった子はなおさらです)

『公民』が苦手になる原因の第1位は、『覚えることが多くてしかも紛らわしい!』です。
衆議院・参議院の定数・任期の違い、請求権と請願権の違い、任命と指名の違い、控訴と上告の違い、・・・
挙げたらきりがありませんが、要は、地理や歴史のときは言葉(単語)を覚えればある程度はよかったのですが、『公民』になったら言葉の意味をきちんと理解していなければいけなくなったのです。

では『公民』はどのように勉強したら良いか?
?教科書を音読する
→教科書を音読している中3生なんてほとんどいないかと思いますが、学習の基本は音読です。特に『公民』の場合は難しい漢字が多いですので、音読をしながら読めない字があるかチェックすることが大事。読めない字は辞書や用語集等を調べて必ず読めるようにしましょう。読めない字なんか覚えられる訳がありませんからね。

?教科書の内容を図表をかいて整理する
→教科書を音読してもややこしくてなかなか頭に入らない内容もあるかと思います。そういうときは図表をかいて整理することです。ただ、ややこしい内容というのは学校の授業で触れているはずですから、授業ノートや授業中に配付されたプリントにきれいにまとめられていますので、それを利用すればわざわざ自分でかかなくてもOKです。授業で触れられなかった内容だけ自分でまとめればいいのです。

?間違いがなくなるまで問題集を繰り返し解く
→音読・図表で整理=インプット ですからやはり最後は 問題を解く=アウトプット が必要です。このとき大切なのは、間違えた答えをきちんと調べることです。例えば、国会の仕事で『内閣総理大臣の指名』と答えるところを間違えて『内閣総理大臣の任命』と答えてしまった場合、正しい答えというのは解答を見れば載っていますので、それを正確に写せばOKなのですが、「じゃあ内閣総理大臣を任命するのは誰?」と自分自身で疑問に思って調べるのです。この間違いをきちんと解決することがすごく大事! あとは間違いがなくなるまで何度も問題集を解けばいいのです。


大人になると『公民』ほどおもしろい分野はないと思えるのですが、中学生にとっては未知の分野。
普段からコツコツやっていくしかないですね。