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啓新セミナー

[2016年11月4日]

『伸びる子』の共通点

11月に入りました。朝晩の寒さ、風の冷たさ、冬がすぐそこまで来ていることを感じる毎日ですね。塾でもマスク姿が増えてきたので、教室内の加湿をするようにしました。これからはインフルエンザの流行も心配される季節です。寒さ対策をしっかりして体調を崩さないように過ごしたいものですね。

さて、月初めのブログということで、『今月の一言』を紹介します。
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学習において一番大切なことは「積み重ね」です。教科による違いはありますが、それでも中学までの学習において「ひらめき」や「頭の回転力」がモノをいうなんて場面はそれほど多くありません。それよりも、毎日毎日いかにコツコツと積み重ねていくことができるか?が学力向上に最も影響します。

日々の学習の中で得意・不得意は誰にでも出てきます。ですから、全ての教科で同じように得点したり、学力を伸ばしたりはできなくて当たり前です。しかし、かたや90点、かたや30点、というのは『能力の問題』ではなく、その学習をやったかやらなかった?によります。

そして、小・中学生の間の学習において教科による差は「得意・不得意」の問題というより、「好み=好きか嫌いか」の問題であることがほとんどです。自分の感情に任せて学習をしているから、やったりやらなかったりする教科格差が生まれるのだと思います。人間誰しも好みがあるのは大人も子供も同じですが、子どものうちに「我慢してもやらなければいけないことがある」ということを実体験させることは、子どもの成長においてとても大切なことだと思います。

長年子どもたちを指導してきて。『伸びる子』と『伸びない子』の決定的な違いは、この『我慢する力』だと感じます。そして、この『我慢力』は子どもだけでなく親御さんにも求められる力であるとも感じます。勉強は一歩一歩やり続ければ、人によって時間の差はあっても必ず『力』となっていきます。その『力』が実感できるようになるまで、いかに我慢してやり続けられるか?いかに我慢して見守り励ますことができるか?だと思います。

石を穿つまで雨垂れを落とし続けることが、学習においてもそして、大人になって社会人となっても大切なことだと思います。子どもたちにはそんな歩みをしてもらいたいと思います。



最後に、『伸びる子』の共通点・・・

?素直である!!
― 素直に話が聞ける、素直に言われたことができる、『素直さ』というのは一番重要な要素です。

?我慢強い!!
― 思うように問題が解けるわけではありません。壁にぶつかった時にどれだけ我慢強く立ち向かえるか?が大切です。

?夢・目標がある!!
― 自分の未来(明日・1ヶ月後・1年後・10年後など)に『理想とする姿』『なりたい自分』を持っている子は強いです。今日より明日、1ミリでも前進したいと思う気持ちは、学習の原動力となります。