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啓新セミナー

[2017年1月27日]

『今』苦しみなさい!!

早いもので、もう1月も残り数日ですね。数日の間は暖かいようですが、まだまだ天気予報欄には雪だるまマークがたくさん並んでいますね。最近はインフルエンザが流行りはじめているようですし、また、ノロウィルスも再流行し始めているようです。体に気を付けて過ごしたいと思います。

さて、中学3年生の最後の個人懇談が各中学校で行われ始めました。公立高校入試まで残り1ヶ月と少し。この懇談でいよいよ出願先が決定となります。多くの私立高校の入試が先週に終わり、私立専願で既に進学高校が決定している子もいます。公立高校を志願する場合、進学先が決まり勉強から解放され、新しい高校生活に夢をふくらませる同級生たちを横目に見ながら、ラストスパートをかけなければいけません。この期間、体力だけでなく精神力が一番試される時期です。マラソンでも山登りでも最後の最後が一番苦しいと言います。受検も同じです。しかし、今の辛さは一生続く訳ではありません。自分がなぜその高校を選んだのか?を今一度考え、強い想いをもって走り切りましょう。

そして、今、中学2年・1年生の生徒さんは、この一番苦しい時期を走る中3生の姿をよく見ておいてください。皆さんにとっては遠い先のことに思うかもしれませんが、1年・2年なんてあっという間です。約2週間後には各中学校で学年末の定期テストが行われます。一つひとつの定期テストの結果が、内申点に大きく影響します。内申点が低ければ、今思い描いている「行きたい高校」を志願することすら叶わなくなります。新潟市内の高校はどこも高倍率となるので、内申点の存在は非常に大きく影響します。3年生になって取り返そうと思ってもそう簡単には取り返せません。競争率が高ければ高いほど、たった1点が命取りになります。成績表に4がつくか3がつくかはとても大きな問題なのです。まずは、今月中には試験範囲の学校のワークをやり終えられるよう、今歯を食いしばって取り組みましょう。

特に中学2年生は、中3になってから頑張ろう!なんて思っていたら大間違いです。今年度の成績表が決定した段階である程度、志願できる高校の幅が決まってきます。踏ん張りどころは「今」なんです。このテスト前の今、多少のことが我慢できなければ中3生になっても我慢なんてできません。今はまだ行きたい高校がなくても、中3になり行きたい高校が出てきてからでは間に合わないことがあります。出来れば少しでも早くいきたい高校を絞り込めると良い思いますが、それが難しければ取りあえず高校を調べるぐらいはしてもらいたいと思います。

また、中学1・2年生や小学生の保護者の方も子どもたちが高校選択を早くできるようなサポートをお願いしたいと思います。お子さんが小学生や中学1年生だと「早すぎるのでは?」と思われるかもしれませんが、「目指すところ」を早くに決めることは悪いことではありません。子どもたちが成長していく中でそれが変化することもあると思いますが、目指すとことが何もないのに「勉強しろ」と言っても「何のために?」と思うのは当然です。食事を作る時に、何を作るのか決めないうちに材料を切り始めたり、お鍋に火をかけたりしないのと同じです。親子でこれからのことを調べたり話したりする機会を是非設けて頂ければ・・・と思います。