[2017年1月30日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
週末の土日は中学生の『定期テスト直前対策講座』でした。
天気が良かったとはいえ、寒い中、朝早くからご苦労様でした。
テスト範囲も発表され、やるべきことが明確になったせいかもしれませんが、みんな黙々と自分の課題に挑戦していました。
テストまであとわずか。まずは学校のワークをきちんと終わらせましょう!
それにしても、どの学校もどの教科もテスト範囲が広いですね。
(あと10日間でほんとうに全部終わるのか? という学校もあります)
また今回は、どの学校も中学2・3年生は『証明』が中心です。
授業をしていても、「証明のやり方がよくわからない」「対応する辺や角が見つけられない」とよく言われるのですが、残念ながら『証明』というのは、教えてもらってわかるようになる単元ではなく、『体で覚える』単元なのです。
『体で覚える』というのは、スポーツと同じこと。
スポーツというのは、監督やコーチの説明をいくら聞いても、上手な選手のプレーをいくら見ても、実際に自分で体を動かしてみなければ、身に付かないですよね。
それと同じで『証明』というのも、模範解答を完璧に覚えるくらいまで、何度も何度も書いてみるしかないのです。
普段から書くことを苦にしない子は、スッと頭に入っていくのですが、書くことをめんどくさがる子(特に男の子に多い)は、なかなか身に付かないですね。
しかも、書くことをめんどくさがる子は、合同や相似を証明する三角形を書き出したり、対応する辺や角に印を入れたりするのも、めんどくさがりますので、ますますわからなくなります。
『証明』ほど書きまくらなければ身に付かない単元はないのです。
算数・数学の基本は『図や表を書いて目で考える』です。
腕組みしたり、頭を抱えたりして考えてもため息しか出ません。
わかったこと、気づいたことをどんどん書き込むことです。
これは中学生に限らず小学生にも言えること。
塾だけでなく、ご家庭でも実践してほしいですね。