[2017年2月20日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
中学生の期末テストの結果が出始めています。
良かった子、悪かった子と、結果はそれぞれ。
悪かった子に聞くと、「数学が難しかった」「理科が難しかった」などと答えます。
子どもたちは、点数が悪かった=テストが難しかった という結論にすぐ行きついてしまいます。
『テストが難しかった』という結論に行きついてしまうと、子どもたちは、「難しかったからしょうがない」「難しかったから何も(対策が)できない」と思ってしまうのです。
では間違えた問題がほんとうに難しい問題ばかりだったのか?
ということで、今回は間違えた問題に蛍光ペンで、
教科書の太字 ⇒ 青ペン
(太字ではないが)教科書に載っている ⇒ オレンジペン
(記号で答えるところを言葉で書いてしまった、漢字等の字の間違い、単純な計算間違い、等の)ミス ⇒ 赤ペン
というように色分けをしてみました。
もちろん、教科書に載っているから簡単だということではないですし、まして、「こんな問題できなくてどうする!」と子どもたちを責めるために使うのではありません。
「こういうミスがなくなればもっと点数が伸びるよ」とか「今回は教科書の太字を完璧に覚えきれていなかったから、次回はテスト前に教科書の用語をチェックしよう」というようなポジティブな使い方をしたいと思います。
子どもたちはどうしても点数ばかりに目がいってしまって現状をきちんと把握しないので、テストの振り返りをしても、「次はがんばる」とか「次回はワークを3回繰り返す」というような漠然とした振り返りになってしまうのです。
次回のテストに向けて具体的に何をするかを考えることも大切ですが、今は返却されたテストをよく見直して、どういう問題を間違えたのか? 勉強しなかったことが出題されたのか? 自分はどういうミスをしがちなのか? 等をしっかり分析してください。
分析をしっかりすれば、自ずと次回に向けて何をすればいいか見えてきます。
しっかり振り返りをしましょう。
<お知らせ>
2/26(日)〜3/5(日)の期間の授業は、中3生の『高校入試直前対策講座』のみです。
小学生、中1・2生、高校生の授業はお休みです。