[2017年4月3日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
例によって、春期講習期間中は授業開始時間が早いということで、ブログの更新をさぼっていましたが、今日からはまた毎週きちんと更新していこうと思います。よろしくお願いします。
春期講習期間中は、日々の授業準備に加え、新年度の準備、それに、新規生の体験授業があり、毎日目が回りそうなほど忙しかったのですが、毎日すごく充実していました。
今年度は高校生の入塾が多く、授業の進め方でいろいろ試行錯誤しています。
当塾に通ってくる高校生は、大学入試のためというよりは定期テスト対策のために来ている、つまり苦手だから来ている子がほとんどです。
でも、苦手だからと言って、小中学生のように手取り足取り指導していては、テスト範囲が終わるはずもないですし、そもそも、手取り足取りの指導では成績が上がるはずもありません。
高校生は自分で解説や参考書等を読んで解決できるようにならなければならないし、自分で解決できなくても、どこまでわかってどこからわからなくなったかを明確できることが大切です。
「全部わからない」と言って丸投げでは絶対に成績なんか上がりません。
高校生の学習、特に数学の学習において重要なのは、なんでも『一般化・パターン化する』ことだと思います。
例えば、先日新高校1年生が春休みの宿題で、「九角形の対角線は何本?」という問題を解いていました。(問題自体は高校生の内容ではありませんが・・・)
中学生ならば、「図を描いて数えてごらん」でいいのですが、高校生になったら、図を描いて確認したらそれを一般化、すなわち、『n角形だったら?』まで考えないと先につながらないのです。
一般化・パターン化するためには、単なる丸暗記ではなく、理屈で考えること。
私自身、中学生の時は数学が得意ではなかったのですが、高校生になって、「この公式はどっから出てきたのだろう」というふうに、公式を丸暗記するのではなく、常に公式を自分で導き出してから問題を解くようにしていたら、いつの間には数学が(数学だけは)得意になっていました。
からまった糸を1本、1本ほどいていくのをまったく苦にしないような細かい性格だからできたのかもしれませんが、皆さんも1行、1行丁寧に、確実に理解していけば必ずできます。根気です!
今日から新年度の授業が始まります。
早速今日は、新入塾生がきたり、6年生だった子が初めて夜の授業に参加したりと、バタバタすると思いますが、きちんと丁寧に対応したいと思います。
今年度も精一杯がんばっていきますのでよろしくお願いします!