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啓新セミナー

[2017年4月7日]

授業は『戦いの場』です!!

新年度が始まりました。啓新セミナーの大谷 詠子です。今日が、最初のブログとなります。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

皆さん、進学・進級おめでとうございます。今日は多くの学校で入学式・始業式ですが、あいにくの雨模様ですね。スタートの日は晴れやかな日であって欲しいと思いますが、多くの恵みをもたらしてくれる雨が降ってくれたことで、皆さんの新年度も実りが多い一年となって欲しいと思います。

今週から、啓新セミナーも新年度の授業が始まりました。新しい塾生さんや、中学部の授業が始まった新中学1年生さんを迎えての授業となりました。今までと同じように通って来てくれている塾生さんも新しい環境で少しピリッとした雰囲気です。このスタートの雰囲気を大切にして、この1年、頑張っていきたいと思います。

新年度がスタートしたということで、英語の家庭学習についてお話ししたいと思います。

他の教科と同様に英語でも、毎回必ずワーク・プリント等の問題演習が宿題となります。宿題は基本的には私たちが○付けをし、授業内で×なおしを行っています。わからない、出来ない所は一人一人違うので、それぞれが出来ない所を重点的に指導できるように、そのようなやり方をしています。当然ながら、分からない問題は×なおしをしながら指導していきますが、「塾でやり直しが出来るから」といって、ちょっと考えただけでできない問題を全部すっとばして来てしまえば、当然のことながら×なおしの時間が多く必要となります。そうなると、その日の授業で予定していたことが半分も出来ないで終わることになってしまいます。結果として、定期テストまでに範囲の学習が終わらない、なんてことにもなってしまいます。

どの教科でも言えることですが、宿題をする時にきちんと「苦労」をして取り組むことが大切です。教科書を見れば出来るような問題や、例えば単語を書くだけの問題などはわざわざ塾の授業時間を使ってするようなものではありません。宿題は「文字が書いてあること」が「やった」ことではありません。一つ一つの問題を解くときに、どれだけ「頭に汗をかいたか」が大切です。

学力が高い生徒、もしくは学力が伸びていく生徒の共通点は、自分で解決できる問題とそうでない問題をきちんと把握できることです。「なにがわからないかがわからない」「全部わからない」という生徒は、「頭に汗をかく」学習をしていない生徒が言う言葉です。私はちょっと厳しい言い方になるかと思いますが、塾での授業は子どもたちとの『戦いの場』と思っています。お互いに全力を尽くして目の前の課題を解決する時間ーそれが授業だと思っています。ワークの○付けをすると、その子がどれだけ真剣に宿題に取り組んだか?がわかります。それは解答欄のうまり具合ではなく、どこでどんな間違えをしたか?どんな問題が解けなかったか?で判断できます。

まずは、しっかり『頭に汗をかいて』そして、その時出せる『全力』で問題に取り組むことが大切です。テレビを見ながら、音楽を聴きながら、スマホなどを横におきながら、そんな家庭学習は『全力』とは言いません。『全力』で取り組んでこなければ、『戦いの場』で私に敗れてこっぴどく叱られるということを覚悟して、授業には臨んでもらいたいと思います。

既にご存知の方が多いのですが、私は『厳しい』です。時には戦いに敗れ涙する生徒もいます。しかし、塾の授業というものに、ただ決められた時間に来て座って教えてもらうのを待つ―というような受け身な姿勢で臨んでも得られるものは多くありません。塾生の皆さんには一つでも多くのことを学ぶ時間を過ごしてもらいたいと思っています。ですから、1分1秒を大切にする―そんな授業をしていきたいと思います。

これからの1年、毎回の授業で私を打ち負かし、大きく成長してもらいたいと思います。一緒に戦っていきましょう!!