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啓新セミナー

[2017年4月24日]

手間を惜しまない

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

新学期の授業が始まり、3週間が経ちました。早いですね。
当塾では、中学生、高校生はもちろん、小学生もがんばっています。
小学生はまだ学校の授業があまり進んでいないので、予習をがんばっています。
4年生は現在『大きい数』を学習しています。
日頃から書いて考える習慣のある子は、特に苦も無く進んでいくのですが、頭の中だけで処理しようとする子は何度も何度も解き直しをしなければいけません。(特に、数字⇔漢字 の変換)
書いて考える習慣のある子は、「4けたずつ区切りの線を入れる。区切った線の下に万や億を書いておく。」というようなことを言うと、素直にその通りにやります。
反対に、頭の中だけで考えてしまう子は、素直じゃないといってしまえばそこまでですが、要は書くのがめんどうなのです。
じゃあ、書いて考える子は書くのがめんどくさくないかというと、そういう訳ではない。
どんな子であっても書くのはめんどくさいものです。
しかし、書いて考える子というのは、書かないで間違えたり解き直したりするよりは、書いた方が速く正確だということを知っているから書くのです。
書いたところで何秒もかわりません。でも、この少しの手間をかけるかどうかが大きな差になります。
中学生・高校生で数学が苦手なほとんどすべての子が、書いて考えることをめんどくさがり、何回か間違えてやっとしぶしぶ書くのです。
高校生になると、解法パターンを身に付けるために、解答解説を見ながら勉強する機会が増えます。
数学が苦手な子はただ見てわかった気になって終わってしまいますが、数学が得意な子、伸びる子というのは、見ただけでは納得せずに、「この式はどういう変形をしたのだろう?」とか「これはどの公式を使っているのだろう?」というのをいちいち確認しながら、必ず自分の手で解くのです。(自分の手で解かないと納得しないのです)
自分の手で解けないと気持ち悪いのでしょうね。

小さい頃に身に付いた悪い習慣はなかなか直りません。
小学生の勉強は、テストで満点を取ることよりも、こういう『手間を惜しまない』学習をいかに習慣付けるかがすごく大事ですね。


<お知らせ>
 5/1(月)から5/6(土)まで、ゴールデンウィークのため、お休みさせていただきます。