[2017年6月9日]
6月に入り、各地で梅雨入りが発表されましたね。新潟もそろそろかしら〜と思っていたら今日は気持ちの良いお天気!!雨が降らないことも困りますが、できればあまり雨の降らない梅雨であってほしい・・・と思う毎日です。ジメジメした季節は体調管理が難しいですね。皆様もお体にお気を付けください。
ようやく各中学校の定期テストがすべて終了しました。今週は返却された答案を持ってきてもらい、それぞれのテスト結果を分析しています。来週以降に各自、「振り返りシート」の作成に入ります。それぞれの振り返りが次回に繋がる有意義なものになるよう、今回のテストからみえる課題を念入りにチェックしたいと思います。
子どもたちに「お家の方は、テストの結果をなんて言われたかな?」と聞くと、ほとんどの生徒が「出来の悪かった教科のことをいろいろ言われた〜」と言います。何か褒めてもらえたことはあるかどうかを尋ねても「う〜ん・・・」というばかりです。子供たちにとって、褒められた記憶よりも怒られた、もしくは「いまいちだね」と言われた記憶の方が鮮明に残っているだけなのかもしれませんが、そうした子供たちのコメントを聞くとちょっと悲しくなります。
『5教科すべてで高得点』というのは当然、私たちも目指していますし、子供たちや保護者の方がそう望まれるのも承知しています。ですから答案用紙を見て、私たち自身も「もう少しここを押さえさせておけば・・・」とか「こっちのやり方をしとくべきだったかな・・・」など一人ひとりの指導に対する反省することも多々あります。
しかし、今回の結果を見てみると、前回の後期期末より難易度が高かった教科が多いと思われます。テストではその得点だけでは出来・不出来が判断することはできません。最終的には順位がどうなったか?で今回の結果をジャッジメントする必要があるかと思います。
また、全員の結果を見てみると、全教科でダメダメだったなんて子は一人もいませんでした。その子なりに進歩した、頑張った教科がありました。総合得点だけでコメントをするのではなく、是非、今回頑張ったところはどこだろう?という視点で答案を見ていただきたいと思います。
ただし、明らかにテスト前の家庭学習の取り組み方に問題があったり、学校のワークを提出日ギリギリで慌ててやっていたり、と子供たちの「行動」に問題があったのであれば、そのことを言及していただきたいと思います。
答案が返却された直後は、努力が足りたか足りなかったかは子供たち自身が一番よくわかっています。中学生ぐらいですと素直に親に「努力不足でした」なんて言葉は言わない子が殆どです。それぞれの教科のダメだった点・今後の学習課題については授業の中で私たちがきっちり彼らに伝えていきます。(きびし〜く指導します!!)ぜひ、ご家庭では大げさと思われるぐらい、できたところを称賛していただいて、子供たちの心に「褒められた記憶」が刻まれることを願います。