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啓新セミナー

[2017年6月16日]

学習の「段取り」

今日は朝から曇り空ですが、新潟の梅雨入りはまだだそうですね。梅雨入りが待ち遠しいわけではありませんが、「来る」とおもっているものがなかなか来ないと、落ち着きませんね。また、今日は昨日から一転、少し肌寒く、日々の温度変化に体を合せるのが大変!!皆さんもお体お気を付けください。

最近、人気の「うんこ 漢字ドリル」、ご存知ですか?
img1 先日、新聞広告に掲載されているのを見て興味をもっていたら、ママ友に「おもしろいよ!!」と勧められ購入しました。息子は幼稚園児なので我が家での出番はないのですが、中を見てみてこれは是非、小学生さんにおススメしたいですね。全ての例文に「うんこ」が出てくるのですが、この例文が本当に面白い!!「そんなバカな!!」という内容ばかり。例文を息子と一緒に読み、「きったねぇ〜」と言いながら二人で大爆笑!夫は隣であきれていました。

「文を読んで子どもたちが笑う」ということは、その文が表す状況を把握できているということです。状況をイメージしながら文を読み、文字を書くことで文字の定着度はUPします。修行のようにひたすら漢字をかくよりも、漢字練習の効果が期待できると思います。「うんこ」が使われた文ということで、少し『お下品』と思われるかもしれませんが、子どもってそういう汚いものに関する言葉が大好きですよね。苦虫をかみつぶしたような顔で、ただ書いているだけの漢字練習をするより、大笑いしながらする漢字練習の方が楽しいじゃないですか?各学年のものがでているので、皆さんも是非手に取って見てもらいたいと思います。

さて、早いものであと1ヶ月もすれば夏休みとなります。中学生は定期テストがあるため、各期間ごとの学習の定着度をはかる機会もありますが、小学生はなかなかそういう『区切り』というものを意識する機会がありません。ですが、子どもは覚えるのも早ければ忘れるのも早いものです。今学習している単元の内容は出来ても、少し時間が経って復習すると全くできなくなるなんてことはよくあることです。だから、こまめに復習する機会をつくることで、『あの時は出来たのに、何で??』ということを防ぐことができます。

秋以降はどの学年も、学習内容がより深く、複雑化します。夏休み前の今の時期に、ここまでの学習内容を確認し、苦手単元の確認することで夏休みにする学習課題が明確化でき、夏休み開始とともに目標をもって学習を始めることができるようになると思います。夏休みは何かとイベントも多く学校からの宿題も出ることを考えると、休みに入ってから学習課題の確認作業を始めては、思うように学習が進まないことが考えられます。

1年で最も長い夏休みの学習をより有意義に効果的に行うために、「今」この時期の確認・点検作業が重要です。仕事でも家事でも「段取り」をきっちりしておくことが大切なのと同じです。各教科、4月からの学習内容をお子様と一緒にぜひ確認してみてください。