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啓新セミナー

[2017年6月26日]

場合分け

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

当塾では中3卒塾生に1年間有効の『無料授業チケット(4回分)』を渡しています。
一昨日、昨日と、卒塾生がこのチケットを利用して『テスト対策』に来てくれました。
卒塾してまだ3か月しか経っていないのに、すごく久しぶりに思えました。
こうやって卒塾しても頼りにしてもらえるのは嬉しいですね。

高校生活は、(勉強以外は)楽しいようで、普段の様子を嬉しそうに話してくれました。
授業の方は、?がたくさんあって、1、2回の対策では全部消化しきれませんでしたが、少しは役に立てたと思います。

高校の定期テストは中学校の定期テストと違って甘くないですね。
ひらがなの解答は×になりますし、数学の途中式が曖昧なのも×になります。(もちろん、漢字間違いも)
しかも教科数が多い!

どの子も、高校の授業で一番苦労しているのは今のところ数学みたいですね。
1学期の中間テストは展開や因数分解、いわゆる計算が中心でしたので、なんとかなったのですが、期末テストは『2次関数』が中心です。
ちょっとオーバーかもしれませんが、「『2次関数』が理解できなければ高校数学はあきらめた方がいい。」というぐらい重要な単元です。

『2次関数』は、
 平方完成して頂点を求める→グラフを描く→式を求める→最大・最小(基本)
→最大・最小(軸や定義域に文字を含む)→・・・・・
と続いていくのですが、ほとんどの子が、『最大・最小(軸や定義域に文字を含む)』でつまずきます。

軸(頂点のx座標のこと)や定義域(xの変域のこと)に文字が含まれるということは、その文字の値によって軸や定義域が動くということ。
軸や定義域が動くということは、それぞれの場合によって答えが変わってくるということ、すなわち、『場合分け』をしなければならないのです。
『場合分け』は中学校では習いません。(高校でもそんなに詳しく解説してもらえないかもしれません)
『場合分け』を克服するには、やっぱりいつも言っているように、図(グラフ)を描くしかありません。
実際にグラフを描いて、グラフ(または定義域)を動かして、どこで変化するかを目で確認するしかないのです。
今はネットを検索すれば、動画が見られますので、自分でうまくグラフを動かすことができない人は、そういうのを利用するのも手です。

高校3年間、数学の授業を楽しく?過ごすことができるかどうかは、『2次関数の場合分け』にかかっています。
「後で」なんて言わずに、「今」必死に取り組んでください。
また、テスト対策は今週末もありますので、ちょっとでも怪しいと思う人はぜひ参加してください。